【フランス・エビアン13日(日本時間14日)発】女子ゴルフの今季メジャー最終戦「エビアン選手権」(エビアン・リゾートGC=パー71)最終日、3位から出たリディア・コ(18=ニュージーランド)が8バーディー、ノーボギーの63で回り、通算16アンダーでメジャー史上最年少記録となる18歳4か月で優勝した。これまでの記録はモーガン・プレッセル(27=米国)が2007年の「クラフト・ナビスコ選手権」(現ANAインスピレーション)で優勝した時の18歳10か月。

 天才少女が新たな勲章を手にした。3日目を終えて首位の李美香(22=韓国)とは2打差だったが、前半だけで3つ伸ばし、後半の12番でこの日5つ目のバーディーを奪ったところで単独首位に浮上。その後も15、17、18番でも正確なショットとパットでバーディーを重ねて偉業を達成した。

「最高の瞬間だった。信じられないようなプレーができた。この大会で歴史に名を刻めてうれしい」

 歓喜の涙をぬぐったヒロインは、2月に史上最年少で世界ランク1位の座に就いた実力を証明した。

 日本人最上位は宮里美香(25=NTTぷらら)と野村敏京(22)で通算2オーバーの34位。宮里藍(30=サントリー)は71で回り、3オーバーの38位。上原彩子(31=モスフードサービス)は通算4オーバーの46位に終わった。