米男子ゴルフツアーのポイントランキング上位125人で争われるプレーオフ初戦「バークレイズ」(27日開幕、ニュージャージー州エジソン・プレインフィールドCC=パー70)、日本勢は松山英樹(23=LEXUS)と石川遼(23=CASIO)が参戦する。

 年間王者を決める戦いは全4戦で一戦ごとにポイントランク下位の選手が脱落するサバイバル形式。2戦目の「ドイツ銀行選手権」(9月4日~)に進めるのは上位100人だけだ。調子が下降気味の松山は25日に本番コースで練習ラウンド。現在20位で年間王者を目指せる位置にいるが「今はそういうレベルじゃない。自分の状態を早く上げたい」と話した。一方、レギュラーシーズン最終戦で124位に滑り込んだ石川は、ジャンプアップできなければ今季終了となる。ただし、プレーオフのポイントは通常時の4倍。100位とは約100ポイントの差がある石川は他選手の上積みを考慮して「20位くらいに入れば次に行けるかな」と想定したように、逆転は十分に可能だ。優勝すれば、一気にポイントランクで最高2位に浮上する松山と次戦への生き残りをかける石川。それぞれの戦いが間もなく幕を開ける。