男子ゴルフのメジャー最終戦「全英オープン」3日目(16日、英国セントアンドリューズ・オールドC=パー72)、55位から出た松山英樹(30=LEXUS)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76と崩れ、通算3オーバーの80位に後退した。

 晴天に恵まれたこの日は一気にスコアをのばしたいところ。しかし松山は4番でボギーを叩くと、6番パー4はトリプルボギー。ティーショットを大きく右に曲げ、ブッシュへと打ち込む。そのまま2打目を打つのは無理と判断し、アンプレヤブルを宣言。3打目を手前15メートルに乗せるが、ここからまさかの4パットだった。

 その後、7、9番でバーディーを奪って巻き返しの兆しを見せるが、11番でボギー。14番パー4ではグリーン手前のポットバンカーに入れ、脱出に2打を要するなどダブルボギーとなった。松山は「今日はうまくいかなかった。パッティングは、ラインが合えばタッチが合わず、タッチが合えばラインが一筋ズレたりを繰り返している」と振り返った。

 決勝ラウンドに進んだ83人中80位で迎える最終日。通算16アンダーで首位に立つローリー・マキロイ(英国)とビクトル・ホブラン(ノルウェー)は、はるか遠くになった。それでも「明日もう1日あるので、よい形で終れるよう頑張りたい」。見せ場なしで終わるわけにはいかない。