【米ツアー】石川遼ホールインワン!完璧8アンダーで首位タイ発進

2015年07月31日 09時30分

【バージニア州ゲインズビル30日(日本時間31日)発】米男子ツアー「クイッケンローンズ・ナショナル」(ロバート・トレント・ジョーンズGC=パー 71)初日、石川遼(23=CASIO)はホールインワンと6連続バーディーにノーボギーの完璧なゴルフで8アンダーの63。R・グーセン(26=南アフリカ)と並んで首位に立った。石川のホールインワンは、日米通算で4回目。

“ミラクル”ホールインワンだ。この日は実測178ヤードだった4番パー3。8番アイアンを振り抜いた石川のティーショットはピンをオーバーして、奥のラフまで転がりかけた。

 ところが寸前で止まったボールは、カップに向かって下り傾斜を戻っていく。

 まるでボール自体に意思があるかのように、徐々に加速。カップに近づくと、今度は絶妙にスピードが落ちてコロリと転がり込んだ。

「いいショットだった」とは振り返るものの、一度はグリーン奥にこぼれかけただけに、派手なガッツポーズはなし。

 それでも米ツアーでは2013年の「プエルトリコ・オープン」、日本ツアーでの「パナソニック」(10年)、「VISA太平洋」(11年)に続く、プロ通算4回目のエースでトップタイに立った。

 この日はホールインワンの前にも6連続バーディーの離れ業をやっていた。

 まずは14番で2・5メートルを真ん中から沈めると、15番は1・5メートルのスライスラインを読み切った。

 パットが好調だったこの日は16番で7メートル。17番でも6メートル。18番は5メートルのバーディーパットを、いとも簡単に決めた。

 アウトに折り返すと、1番はバックスピンで2メートルに戻し、これも真ん中から沈めて怒とうの6連続バーディーとなった。

 2番では3メートルのチャンスが惜しくも右に切れてバーディーラッシュが止まり「逆に難しくなったかな」と感じ始めた矢先の4番でホールインワンが来た。

 プレー終了後「完璧ではない」と振り返ったように、スタートの10番ではラフを渡り歩き、12番でもバンカーに入れる不安な立ち上がりだった。

 だが、いずれも1・5メートルほどを沈めてパーセーブ。出だしでつまずかずに耐えたことが快進撃を呼び込んだといえる。

 今季のポイントランクは140位に低迷。来シーズンのシード獲得のためには125位以内に入る必要があるが、そのために石川に残されたチャンスは現状では今大会を含めて3試合しかない。

「今までは何かを変えよう、と思ってやってきたけど、今まで練習してきたことをやるようにしている」と、試行錯誤の繰り返しだったのを改めた意識の変化がこの日は結果に表れた。

 とはいえ、勝負はまだあと3日もあるだけに、ホールアウト後の石川に浮かれたところはなかった。

「3アンダー、4アンダーを毎日めざして、明日も60台で回れるようにしたい」

 過去にホールインワンを達成した試合の結果は11年「VISA太平洋」の8位が最高だが、ロケットスタートを切った今週は、この勢いで突っ走りたい。