国内男子ゴルフ「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品」3日目(25日、栃木・西那須野CC=パー72)、前日から持ち越された第2ラウンド(R)の残りと第3Rが行われ、首位と6打差の13位から出た石坂友宏(22=都築電気)が第3Rでアルバトロスを達成。67をマークし、通算12アンダーで首位と5打差の8位に浮上した。単独首位は宮本勝昌(49)で通算17アンダー。石川遼(30=カシオ)は通算8アンダーで26位だった。

 ゴルフ人生初となる珍事だった。6番パー5で残り254ヤードの2打目がグリーンをとらえると、ボールはカップへ一直線。ツアー史上38人目、44回目となるアルバトロスとなった。「びっくりです。ああいうこともあるんだな」と驚きの表情を見せつつ「セカンドを打つときに間際までクリークで打つかスプーンで打つかを迷っていたが、届かないと嫌だったのでスプーンで打った。打った瞬間、入るかもしれないと思った」と冷静に振り返った。

 2週間前の「ASO飯塚チャレンジド」(福岡・麻生飯塚GC=パー72)で今季初のトップ10入りを果たすなど、調子を上げている。「自分の中では去年のゴルフができている。ショットのキレも少しずつよくなっているし、距離も伸びている」と手応えを口にした上で「まだまだいけると思っている。コースと向き合って1つのチャンスを2つ3つつくりたい。明日も(スコアの)伸ばし合いだと思うので、スタートホールからバーディーをとれるように攻めの気持ちを忘れずにプレーしたい」と意気込みを示した。