松山とJGTO海老沢会長が危険な遭遇?

2015年07月25日 16時00分

バーディーを奪った松山は思わずガッツポーズ

 男子ゴルフの国内ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」2日目(24日、グランディ那須白河GC=パー72)、34位スタートの松山英樹(23=LEXUS)が67をマーク、通算7アンダーの23位に浮上した。首位とは4打差と十分に逆転Vを狙える位置につけたことで、周囲は“あの問題”の再燃を心配し始めている。

 

 5日間の戦いとなった「全英オープン」から帰国して3日目、松山は「まだ時差ボケ? そんなに早く抜ける人がいるんですか?」と万全には程遠いコンディションでも圧巻のプレーを見せた。

 

 1番パー4で第2打を3メートルにつけてスタートすると、その後もチャンスの連続。「もう少ししっかり打てれば入ったと思う」と遅いグリーンにてこずりながらも、ピンチらしいピンチもなく、5バーディー、ノーボギーとスコアを伸ばした。

 

 日に日に体調が上向くと考えれば、V争いに絡んでくる可能性大。大会の盛り上がりにも絶好の展開となるが、周囲は喜んでばかりもいられない。ツアー関係者は「最終日にはJGTO(日本ゴルフツアー機構)の海老沢勝二会長(81)もコースに来ます。松山が優勝して、表彰式で一緒になると考えると…」と不安げな表情を見せた。

 

 JGTOは昨年、海外ツアー参戦中の日本人選手に対する国内ツアー出場義務を3試合から5試合に増加。昨季これをクリアできなかった松山は罰金を支払った上で、今季は国内ツアーのメンバー登録を行わなかった。対立とはいわないまでも、両者の思惑が食い違っているのは間違いない。

 

「海老沢会長は思ったことは口にする人だし、オブラートに包んでというタイプでもない。会場で(松山と)顔を合わせて、ひと言何か言うぐらいならともかく、表彰式のスピーチで来季のメンバー登録を求めたりしたら、また問題が大きくなってしまう」(同関係者)

 

 多くのギャラリーや大会関係者の前でこの話題を蒸し返されれば、松山もいい気はしないはず。逆に日本一のゴルファーのメンバー復帰が遠のく可能性もゼロではない。

 

「自分のやるべきことをやって、優勝争いができるように頑張りたい」と週末に向け、抱負を口にした松山だが、周囲はそのプレーをハラハラしながら見守ることになりそうだ。