松山“凱旋V”へ本気モード

2015年07月23日 16時00分

松山英樹(右)と中嶋常幸

 最終日が月曜日(20日)にずれ込んだ「全英オープン」から強行日程で国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」(23~26日、グランディ那須白河GC)に出場する松山英樹(23=LEXUS)が22日に帰国後、現地に直行した。疲れと時差ボケのなか、2時間のパッティング練習と9ホールの練習ラウンドを敢行。“凱旋V”へ、本人も周囲も「本気モード」に入った。

 

「どんな試合でも抜かないようにやるのが自分のやり方。それを変える必要はないと思っています」。早朝に羽田空港に到着すると、約3時間かけてコースへ移動。厳しいスケジュールのなか、練習ラウンドを行った理由を松山はこう説明した。

 

 今大会ではプロ転向からタッグを組む進藤大典キャディー(35)ではなく、ゴルフ部の後輩である早藤将太(21=東北福祉大4年)をキャディーに起用。和気あいあいとした雰囲気の練習ラウンドだったが、さすがに疲れの色は隠せなかった。

 

 スタートの10番でティーショットを左の池に打ち込むと、14番では第1打が左のOBゾーンへ。練習と試合では別人というタイプだが、米ツアーでも屈指のショットの精度は影を潜めた。「体調? やばいですね。でも、思っていたよりはしんどくない。ただのから元気ですけど、まだ元気はあるんで(笑い)」

 

 そんななかでも、周囲の期待は大きい。昨年は4日間計1万1000人のギャラリーが集まったが、今年は松山効果で約1.5倍の「1万5000人から1万6000人を想定して準備を進めています」(大会関係者)。最寄りの新白河駅からのギャラリーバスは24台から36台に、昼食を販売する店舗は9店から12店に増やした。「警備の都合上、総数は明かせない」(同)としたものの、警備員も12人増員したという。

 

「東北の皆さんに優勝する姿を見せられれば一番いいけど、それはやってみないと分からない。そこに向かって全力でプレーすることが大事。そういったところを見せられればいいですね」。顔見せで終わるつもりはこれっぽっちもない。