【全英OP】松山 Vに望みの18位タイ

2015年07月20日 11時03分

【英国・セントアンドリューズ19日(日本時間20日)発】「全英オープン」第3ラウンド(セントアンドリューズ・オールドC=7297ヤード、パー72)、10位でスタートした松山英樹(23=LEXUS)は3バーディー、2ボギーの71で7アンダーの18位タイに後退した。17番パー4で“トミーズ・バンカー”に打ち込み、痛恨のボギー。終盤で聖地のワナにハマった。首位には5年ぶりの優勝がかかるルイ・ウェストヘーゼン(32=南アフリカ)ら3人が12アンダーで並んだ。

 17番パー4の第2打をグリーン左手前のバンカーに打ち込んだ松山はグッと怒りをこらえた。振り下ろすことはなかったものの、地面に叩きつけるような動作で、クラブを振り上げた。

 1978年大会の3日目、中嶋常幸(60)が脱出に4打を要し、優勝争いから脱落したことで、“トミーズ・バンカー”と呼ばれる、最も入れてはいけないバンカー。2000年の最終日にはデビッド・デュバル(43=米国)が、やはり脱出に4打を要し、優勝を逃している。

 松山とピンの間には2メートル近い垂直の壁。第3打は一瞬、バンカーを出たが、傾斜を転がり、再びバンカーに逆戻りした。

 アゴの低い場所からとなった4打目を1メートルに寄せたものの、優勝争いから一歩後退する痛恨のボギー。37年前の中嶋も今の松山と同じ23歳。日本の若武者の前に、聖地の最難関ホールが再び立ちふさがった。

 前半は上位陣に迫るプレーを見せていた。2番パー4で手前から8メートルを沈めてバーディー先行。7番では1メートルのチャンスを逃すなど、その後は惜しい場面の連続だったが、9番パー4で第2打を50センチにつけ、2つ目のバーディーを奪って折り返した。

 流れが変わったのは、さらに1つスコアを伸ばし、9アンダーで迎えた14番パー5だった。右ラフからの第3打が傾斜を上り切らずに花道まで戻ると、パターでの第4打はカップを2・5メートルオーバー。パーパットはカップに嫌われた。

 14番の平均スコアはパーをわずかに下回る4・964(3日目まで)。11番から17番まで平均スコアがオーバーパーの難ホールが続く後半では、数少ないバーディーが狙えるホールだけに手痛いボギーとなった。

「それなりにチャンスは多かったと思う。第2ラウンドで入っていたようなパットが入らなかったのは残念」。松山はラウンド後、悔しい思いを胸にこう語った。

 さらに「最終日に5アンダー、6アンダー、それぐらいのゴルフができれば、面白い位置に行けると思う」。首位と5打差という展開にも、しっかりと前を向いた。

 2日目、3日目と悪天候が続いたため、大会は27年ぶりの月曜決着。第2ラウンドに見せた猛チャージを再現すれば、まだ逆転Vのチャンスは残されている。