国内女子ゴルフツアー「リシャール・ミル ヨネックスレディース」初日(3日、新潟・ヨネックスCC=パー72)、昨季賞金女王の稲見萌寧(22=Rakuten)らが3アンダーで首位に立つ中、成田美寿々(29)が1打差の5位と好スタートした。

 ツアー通算13勝を誇る成田は、1番パー5のラウンドを振り返り「今日は初めてティーショットで緊張しましたね。(元世界ランキング1位の宮里)藍さんと一緒に回った時くらい緊張しました」と心境を告白した。

 2020年から契約するスイスの高級腕時計ブランド、リシャール・ミルがスポンサーを務める大会。多くの関係者が見守っていたことにナーバスになっていた。「ホステスが初めてなのと、ティーショットに不安を抱えてて、すっごいドキドキしたんですけど、今日イチが出たんで。今日の仕事は終わったって。それぐらいエネルギーを使った」と笑顔を見せた。

 出だしのホールで幸先よくバーディーを奪うと、今季は予選通過が1試合しかない中、我慢のゴルフで上位につけた。「内容的にショットは良くなかったんですけど、パーパットが入りまくったので、我慢して最後のバーディー、バーディーにつなげたかなと思います」と語った。

 ちなみに成田はリシャール・ミルの時計について「1個しか持ってないです。2000万円です!」。高級腕時計を身につけて今季初優勝を目指す。