【ノースカロライナ州サザンパインズ2日(日本時間3日)発】米女子ツアー今季メジャー第2戦「全米女子オープン」初日(パインニードルズロッジ&GC=パー71)、日本ツアーで今季5勝の西郷真央(20=島津製作所)と小祝さくら(24=ニトリ)が、1アンダーの18位と日本勢最上位につけた。

 西郷は3バーディー、2ボギー。ツアーの飛ばし屋として知られるマデレーネ・サグストロム(スウェーデン)、金阿林(キム・アリム=韓国)と同組ラウンドで、飛距離で置いていかれるシーンも目立ったが、「飛距離が違い過ぎて自分のプレーに徹した」と、かえって集中が増した。それだけに飛距離では劣っても、それ以上に大事なるフェアウエーキープ率100%(14ホール中14ホール)を記録。予選突破へ向けては「気を緩めずに頑張りたい」と力を込めた。国内10戦5勝の勢いでさらなる上位を目指す。

 また2バーディー、1ボギーの小祝は主な国内シードからの参戦組でただ一人、前週の試合に出場。今季初勝利で改めて実力を証明した一方で、強行出場を不安視する声もあった。実際、入念なコースチェックや練習ラウンドは行っていない。それでも「前半はコースをあまり覚えてなかったけど、それくらいの方がシンプルにプレーできると勝手に考え、いいプレーができた」と納得の表情を浮かべた。

 そのほか主な日本勢では、畑岡奈紗(アビームコンサルティング)がイーブンパーの28位、古江彩佳(富士通)が3オーバーの86位、渋野日向子(サントリー)は5オーバーの125位、前年覇者の笹生優花(ICTSI)は6オーバーの133位で初日を終えた。