【全英OP】65歳ワトソン 聖地に涙の別れ

2015年07月18日 11時04分

【英国・セントアンドリューズ17日(日本時間18日)発】新帝王が聖地に別れを告げた。男子ゴルフのメジャー第3戦「全英オープン」(セントアンドリューズ・オールドC=7297ヤード、パー72)2日目、今年が最後の出場となるトム・ワトソン(65=米国)は8ボギーの80。通算12オーバーで2日間の戦いを終えた。試合は第1組のスタート直後に荒天のためプレー中断。3時間16分後に再開したものの、日没サスペンデッドとなり、42人がホールアウトできなかった。

 初出場だった1975年大会でいきなり優勝。以後、83年までの間に合計5回の「クラレットジャグ」(優勝トロフィー)を手にしたワトソンの最後の「全英オープン」は、14番から5連続ボギーでのフィニッシュとなってしまった。

 それでも18番ホールのクリークにかかるスイルカン・ブリッジの上でポーズをとると、ギャラリーからは割れんばかりの拍手が起こり、世界最古の大会に名を刻んだ名選手との別れを惜しんだ。

「全英オープン」の歴代優勝者は60歳になるまで大会への出場資格を持つ。ワトソンは2009年大会でスチュワート・シンク(42=米国)とプレーオフにまでもつれる激闘を演じたことで5年間の「出場資格延長」の権利を得たが、それも38回目の出場となる今年で最後となった。

 セントアンドリューズでの戦いは、3連覇を逃した84年大会の2位が最高で、勝利には届かなかったものの、ホールアウト後は「ゴルフの聖地で幸せを感じた」と40年の思い出を涙ながらに振り返った。