女子ゴルフの国内ツアー「リゾートトラストレディス」初日(26日、山梨・メイプルポイントGC=パー72)、高橋彩華(23=東芝)は5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーとし首位と2打差の2位発進した。その高橋は18番パー5のグリーン上でパターではなく、ピッチングウエッジを使用し、周囲を驚かせた。

 通常グリーンはパターを使用するのが一般的なだけに、周囲もざわつく中、しっかり2メートルにつけてバーディーを奪取。高橋は「手前にすごい傾斜、コブみたいなのがあってパターで打つとライン取りも距離感も難しそうだったんでウエッジで上を越しちゃった方のイメージが出たので。初めて打ちました。パターのイメージは全然なかった」と説明した。

「なんか〝ウエッジ持ってるぞ〟っていうザワザワ感はありましたね。キャディーさんが掘ったら俺が埋めておくから(笑い)って言ってくれたんで大丈夫かなと思いました。結構イメージした通り打ったんですけど、思ったより転がらなかったなっていう感じ。これからのレパートリーが増えそうです」と振り返った。

 2日目以降に向けては「このコースはアイアンがすごい大事なんで、左にいき気味なのをしっかり調整して、狙ったところにしっかり打てるようにしていきたい」と、ツアー2勝目に意欲を示していた。