女子ゴルフの古江彩佳(21=富士通)が、今季から本格参戦している米ツアーでの戦いぶりを評価されている。

 昨年12月の最終予選会を7位で突破して出場権を得た。今季ここまで9試合すべて決勝ラウンドに進んだ(予選落ちなし大会も含む)ことは立派だが、上位の壁に阻まれ、トップ10入りはなし。「コグニザント・ファウンダーズ・カップ」(12~15日)の17位が最高位となっている。

 それでも、ここまで出場可能な試合は皆勤で、米ツアーで戦う強い意志を示している。国内のツアー関係者からは「ルーキーということと、ポイント獲得を考えて出続けるのだろうけど、慣れない環境で健闘していると思う。国内で実績のある選手だし、ハマれば上位にいく可能性は十分にある」との声も上がっている。

 古江は今週、自身初となるマッチプレー大会「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」に出場。1次リーグ初戦が行われた初日(25日=日本時間26日、ネバダ州ラスベガス・シャドークリークGC=パー72)に、ポリーヌ・ルサンブシャール(フランス)と対戦。最終18番で追いついて引き分けた。

 1次リーグは64人が4人ずつ16組に分かれて総当たりのマッチプレーを行い、各組1位が決勝トーナメントに進む。古江は26日にエンゼル・イン(米国)、27日にカルロタ・シガンダ(スペイン)と対戦する。