国内女子ツアー「ブリヂストンレディス」3日目(21日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=パー72)、ツアー通算14勝の有村智恵(34)が5バーディー、1ボギーの68と伸ばし、首位と1打差となる通算9アンダーの2位に浮上した。

 前半すべてパーとし、後半出だしの10番パー4で先にボギーが来てしまう嫌な展開。しかし、13番パー4から圧巻の4連続バーディーを見せた。13番で3メートルを沈めると、14番パー4はチップイン。15番パー4は10メートル、16番パー5は3打目を2メートルに寄せた。最終18番パー5もバーディーで締めくくった。

 昨年12月20日に発表した結婚後初、そして2018年以来となる優勝の大チャンス。この日の会見では、夫に関する質問も飛んだ。氏名などは公表していないが、会社員だという。結婚後の変化については「全く無いですね。逆に無くていいのかなって思うぐらいです」と語った。

 夫婦でゴルフに出かけることもあり「言葉を選ぶと、うまくはないです(笑い)。言葉を選べなかった…。調子が良かったら100ちょっとぐらいの感じです」。もっと上達してほしいと思いきや「私の性格的にあんまり上達されると絶対ケンカになるんで、今のままでいてほしいです」とのことだ。

 今季は上田桃子(ZOZO)、渡辺彩香(大東建託)がミセス初Vを飾っており、有村も続くか注目されるが、先週の渡辺のように夫とカップを持った記念撮影については「できればそういうのはやりたくない派なんですけど、でも、向こうがやりたいって言うんだったらその時に考えます」と笑顔で答えた。