【イリノイ州シルビス10日(日本時間11日)発】米男子ツアー「ジョン・ディア・クラシック」(TPCディア・ラン=パー71)2日目、来週の「全英オープン」でメジャー3連勝を狙うジョーダン・スピース(21=米国)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの64で回り、通算7アンダーで初日の101位から16位に順位を上げた。首位は12アンダーのJ・トーマス(22=米国)。


 2番パー5で、残り241ヤードからのスピースの2打目はピンに向かって一直線。1・2メートルに乗せて圧巻のイーグルを奪った。


 2年前に19歳でツアー初Vを飾った思い出の大会も、前日はパットが不調で大きく出遅れた。それがこの日は逆にパットでバーディーを量産。14番の最初のバーディーこそ、102ヤードを80センチにピタリとつけたが、16番では7メートルを沈め、その後も3~5メートルを4回決める。唯一のボギーだった8番も、2・5メートルをネジ込むなど、トータル25パットとグリーン上が冴えた。


 石川遼(23=CASIO)は6バーディー、3ボギーの68。8位となった5月の「プレーヤーズ選手権」2&3日目以来となる2日連続の60台で、通算5アンダーとして61位から42位に浮上した。


 今大会トップ5以内で資格のない選手の最上位となれば、来週セントアンドリューズで開催される「全英オープン」最後の出場枠を得られるだけに、残り2日も可能性を追い求めていく。