【オクラホマ州タルサ20日(日本時間21日)発】男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」2日目(サザンヒルズCC=パー70)、56位から出た松山英樹(30=LEXUS)は2バーディー、4ボギーの72のラウンドで通算4オーバーの64位とし、カットラインぎりぎりで決勝ラウンドに進んだ。

 松山は「いいショットもいいパットも1回ずつしかなかったので、この結果は仕方ないかな。だいぶ良くはなったんですけど、1番、5番、7番のティーショットとか、1回のミスで修正できれば、つなげていけるんですけど、ミスを続けているので、それじゃあちょっと修正しようがないかな」とし「良かったのは? 3番のセカンドだけですね」と振り返った。

 ポイントになったプレーについては「14番のパーパットかなと思います。あのパットが入ってくれたおかげで余裕を持って、ボギーを打てない状況でなくプレーできた。あのパットは大きかったかな」とし、決勝ラウンドに向けて「まずは自分の状態をね。先週から比べたら、こんなに落ちるんだなっていう感じがあるので。この2日間でどこまで上げられるか。順位も上げられると思うので、しっかり準備したい」と語った。

 復帰2戦目となるタイガー・ウッズ(46=米国)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で通算3オーバーの53位。星野陸也(興和)は70とし、松山と同じ通算4オーバーで決勝ラウンドに滑り込んだ。この日、ボギーなしの65で回ったウィル・ザラトリス(25=米国)が通算9アンダーで首位に立った。

 他の日本勢は、香妻陣一朗が73のラウンドで通算6オーバーの89位、稲森佑貴(ともに国際スポーツ振興協会)が76の通算8オーバーの105位、木下稜介(ハートランド)は72の通算11オーバーで123位、金谷拓実(yogibo)は76の通算13オーバー、135位で予選落ちした。