
男子ゴルフ界の〝帝王〟ジャック・ニクラウス(82=米国)が多額オファーを断り、米男子(PGA)ツアーを選択した。
米スポーツ専門局「ESPN」など複数の海外メディアによると、サウジアラビアの政府系ファンドによる新リーグ「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」から約1億ドル(約129億円)で誘いを受けていたというが、ニクラウスは「口頭で1回、2回目は手紙を送って、私はPGAツアーがスタートするのを手伝ったし、PGAツアーに残らなければならない」と話したという。
PGAツアーは1968年に全米プロゴルフ協会から独立。歴史あるツアーの威厳を守るべく「PGAツアーから選手が他のツアーに流れたら、他の選手はどうなるのか。私はそれが正しいとは思わない」と主張した上で、「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」を支持するフィル・ミケルソン(51=米国)に対し「忍耐力を持つようにアドバイスした。世の中は寛大だが、結局自らが何をするべきかを決めなければならない」と皮肉った。
〝帝王〟のブレない姿勢は、今もなお健在だった。
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