女子ゴルフの元世界ランキング1位で2017年限りで現役を引退した宮里藍(36=サントリー)が17日、「ブリヂストンレディス」(19日開幕、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C)で今季国内ツアー初参戦となる渋野日向子(23=サントリー)の印象などについて語った。

 この日は大会会場で、プロを目指すアマチュアと吉田優利(エプソン)ら若手プロが、それぞれトークセッションを行った。自身の経験談を伝えるとともに、ゴルフに関する質問を受けた。藍は「こういう機会でないと若手と触れ合う機会がない。自分の情報のためにも貴重な時間だった」。自身にとっても有意義な時間となった。

 そんな藍は米ツアールーキーとして奮闘する渋野についても言及。ここまで米ツアー7試合でトップ10入り3回の結果に「調子が良さそう。米ツアーのコースとかそういう所に対応ができてきたと感じるし、移動だったり環境の変化に対応するのは時間がかかるけど、力を発揮する土台はできてきたのかなと思う」と評価した。

 さらに「日向子ちゃんの場合はどうしても結果を求められるけど、まだルーキーなので、これからのために今は積み重ねる時間が重要。実際、見ていてすごく楽しそうな印象を受けるので、それはすごくうれしい」とも語った。

 自身は2006年に米ツアールーキーとして参戦。「1年目はすごく楽しかった記憶しかない。自分の知らないゴルフ、自分の知らないスタイルの選手がたくさんいて、ゴルフの世界が広がった感じだった。移動も全然苦にならなかったし、日本にはない芝質でプレーをすることは楽しかった」と懐かしそうに振り返った。