“勝利の女神”とはいかず…。国内男子ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」2日目(26日、山梨・ヴィンテージGC=パー71)、交際中の古閑美保(32)の応援を受けプレーした小平智(25=Admiral)は3バーディー、3ボギーのパープレーで通算2アンダーのまま。順位は23位から33位に後退した。


 小平は「一人の女性として好きになった」と古閑との交際を認めている。この日は時間とともに雨脚が強くなるあいにくの天候にもかかわらず、古閑は恋人を見守り続けた。小平もいいところを見せようとしたが、パーオン率が前日の4位(72・22%)から102位(44・44%)へと急落するなど、苦手の雨の中でのプレーに苦戦した。


 松山英樹(23=LEXUS)と石川遼(23=CASIO)が米ツアーに主戦場を移し、日本男子ツアーは地盤沈下が止まらない。この日の観客数は雨中とはいえ、554人。そんななかでスポーツメディアではなく女性誌が発信した明るい話題は、人気回復への追い風となるまたとないチャンスなのだが…。


 2008年に賞金女王にもなった古閑は、11年にツアーから引退。最近はテレビ中継での歯に衣着せぬ、軽快で時にちょい辛口のトークが好評だが、この日の“主役”になるべきは小平のほうだ。そのためか、終始ダンマリを決め込んだ。


 そこまでしてオトコを立ててもらったからには、早く「古閑美保の彼氏」という“肩書”が不要になるぐらいの結果を出すしかない。