【ハワイ州エワビーチ15日(日本時間16日)発】米女子ゴルフツアーの「ロッテ選手権」3日目(ホアカレイCC=パー72)、11位から出た渋野日向子(23=サントリー)は4バーディー、のボギーなしの67で首位キム・ヒョージュ(韓国)と3打差の通算7アンダーで2位に浮上した。

 前半は我慢のゴルフで耐え忍ぶと、後半の10番パー4で最初のバーディー。11番パー5では精度の上がってきた直ドラ(ティーアップしない状態でドライバーを使用)で距離を稼いでスコアを伸ばすなど、周囲が強風に苦戦する中、好プレーでスコアボードを駆け上がった。

 渋野は「危ない場面もありましたが、前半オールパーでしのぎ、後半に伸ばせたのは良かった」と振り返った上で強い風が吹く中、安定したパフォーマンスだったことには「スイングを割り切ってできたので。ショットの精度も良かったのでゴルフがしやすかった」とし、最終日に向けて「追う立場ではありますが、しっかりと良い位置、笑顔で終われるように」とコメントした。

 他の日本勢では笹生優花(20=ICTSI)が17番パー4、18番パー5と2連続の池ポチャで、73のラウンドで通算4オーバーの56位、古江彩佳(21=富士通)は78と叩き、75で回った野村敏京(29)と同じ6オーバーの68位だった。