【全米OP】松山 堂々のV宣言 ノーコメント貫いてきた男が冗舌に

2015年06月18日 23時00分

【ワシントン州ユニバーシティープレース17日(日本時間18日)発】男子ゴルフの今季メジャー第2戦「全米オープン」(チェンバーズベイGC=パー70)に向けて、松山英樹(23=LEXUS)が堂々のV宣言だ。今週に入り、ノーコメントを貫いてきたが、開幕前日のこの日は取材に対応。自分自身への期待は「昨年より高いと思います」と話すなど、メジャー初制覇への手応えを口にした。

 できることはやった――。2012年の覇者ウエブ・シンプソン(29=米国)らとともにアウトの9ホールをプレーし、最後の練習ラウンドを終えた松山はそんな充実感を漂わせた。

 ここまではピリピリとしたムードが漂っていた。松山は13日から、メディアは14日からコースに入ったが、前日までは無言。16日には、松山の所属先であるレクサスが大会のオフィシャルスポンサーを務めている関係で事前イベントに出席したが、ギリギリまで参加に難色を示していた。

 さらにはコメントを求める報道陣を「ヤダ」と一蹴。「明日話します」とコースを後にした。いずれも、バリバリの優勝候補として臨む今大会への意欲の表れだろう。

 そんな中で迎えた開幕前日のこの日は一変。口数の少ない松山にしては冗舌だった。コースの印象を聞かれると「長いですし、難しい印象。前回(4月の練習ラウンド)は天候が悪かったので参考にしていなかった」と話した。

 世界ランク1位のローリー・マキロイ(26=英国)ら一部の選手は「ミュアフィールド(スコットランド)に似ている」と発言しているが、松山は「どこが似ているか教えてほしい」。2年前の「全英オープン」で6位に入ったコースと同じ空気を感じ取っていないことを明かした。

 スコアの目標は「まだ考えていない」としたが、「目標はもちろん優勝?」という問いかけには「そうですね」とキッパリ。自ら優勝という言葉は出さなかったが、力強く頂点を見据えた。

 世間の期待や注目は高まるばかりだが「それは考えたことがない。自分が考えていることとは違うし、ギャップがあるものだと思っている」。昨年は「メモリアル」での米ツアー初Vの直後に迎えた大会だったが、結果は35位。左手首のケガが完治しておらず、周囲の期待と置かれた現実の違いに苦しんだ。

 あれから1年。それを受け流す強さを身につけた松山は「(自分への期待は)昨年より高いと思います」。優勝がより現実的なものとなっているのは間違いない。

「調子は悪くないけど、いいとも言えないフツーな感じ。もう少し調整して不安をなくして、メジャーで勝てたらいいなと思います」

 男子のレギュラーツアーでのメジャー制覇となれば日本人初の快挙。歴史的瞬間に向けて、勝負の4日間がいよいよ幕を開ける。