ゴルフの国内女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」2日目(9日、埼玉・石坂GC=パー72)、昨季の賞金女王・稲見萌寧(22=Rakuten)は我慢のゴルフを強いられた。

 初日は通算3アンダーで今季自己最高の4位スタートを切り「自分が思っていたよりもとりあえずスコアを出せた」と手応えを口にしたものの、この日は4、9番でボギー。後半に3バーディーを奪うも、最終18番に再びボギーをたたいた。スコアを伸ばすことができず、13位に後退。「ショットとかは悪くはないが、グリーンについても難しいところについてしまった」と悔しさをにじませた。

 兵庫で行われた前回大会で優勝。さらに同コースは、2019年7月の「センチュリー21レディス」で稲見がツアー初優勝を果たした思い出の地だ。周囲からは「ダブルディフェンディング」を期待する声も聞かれるだけに「ディフェンディングチャンピオンとして予選は通れたので、もう少し伸ばして上に行けるように頑張っていきたい」と気合は十分だ。

 ホールアウト後には、ジュニアカップの交流イベントで子供たちと触れ合い「若い子たちに負けないように、私も頑張っていかなきゃいけない」と刺激を受けた稲見。最終日での巻き返しを目指す。