米男子ツアーのメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)は7日(日本時間同日夜)に開幕する。アマチュアの中島啓太(21)が大舞台での健闘を誓った。2011年の松山英樹以来、日本人2人目のローアマの期待もかかる中島は4日の公式会見に呼ばれ「松山さんや金谷さんの後に続いて、ここにアマチュアとして来れたのはとても光栄。アマチュア代表として自覚を持って感謝の気持ちを持って、プレーしたいと思う」と抱負を語った。

 日本ゴルフ界の未来を担うホープとして期待され、男子アマチュアの世界ランキング1位をキープ。今年はすでに「全米オープン」と「全英オープン」の出場権も確保している。まずはオーガスタで世界に名前を売ることができるか。「自分のやってきたものを出しきることを目標にプレーしたい」と力を込めた。

 また金谷拓実(23)はアマチュア時代の2019年以来、2度目の出場。今度はプロとしてオーガスタに戻ってきた。前回参戦時は予選を通過したものの、58位に終わり、ローアマにも届かなかった。再び挑むオーガスタの舞台に「3年前にこういうことがあったなというのは、いいことも悪いことも思い出した。成長したプレーをしていきたい」と意気込んだ。

 今後は松山と同じ米ツアーを主戦場とするべく、米・欧州ツアーに積極参戦していく。今大会も上位に入れば、米ツアー出場権獲得にもつながっていくだけに大事な一戦だ。