女子ゴルフの元世界ランキング1位で2017年限りで現役を引退した宮里藍(36=サントリー)が12日、神奈川・横浜市内で開催中のジャパンゴルフフェアで、契約するブリヂストンスポーツのイベントに登場。昨年12月に第1子となる女児を出産後、公の場に姿を見せるのは初めてとなり、近況については「育児メインで過ごしている」と明かした。

 その中でも少しずつゴルフのある日常が戻りつつある。「この前、1回だけ9か月ぶりに練習場に行って体の感覚が変わってて、もうちょっと練習しないと。ラウンドはまだですね。また自分のゴルフと向き合いたいなという思いもあって少しずつ練習を重ねていけたらいいなと思います」。横峯さくらや若林舞衣子ら出産後もツアーで活躍する選手もいるだけに、この話の流れから藍も復帰かと思いきや「そういう意味じゃないです」と即答した。

 その上で「自分が当事者になって(横峯らが)すごいことをやっていると感じている。女性として社会とつながって、ましてやプロゴルファーとしてやっていくことは難しいし、ハードルは高いと思うんですけど、どんどん若い選手にもチャレンジして欲しい」。自身は今後もジュニア育成などに力を注いでいく。