米女子ツアー「HSBC女子世界選手権」最終日(6日、シンガポール・セントーサGC=パー72)、10位から出た米ツアー6年目の畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が、68で回って通算10アンダーの11位で今大会を終えた。

 今大会は徐々に調子を上げ、3日目に67をマークして10位浮上。さらなる上位を狙った最終日は前半3つ伸ばして勢いに乗るが、後半は10番でボギーが先にきてしまいバーディーが遠い展開となってしまった。それでも最終18番をバーディーで締めくくった。畑岡は「目標にしていた2桁アンダーを最後のバーディーで達成できた」と一定の評価を与えたが、「自分の中では状態は3~4割。細かく言うと、アイアンのアタックアングルを鋭角に入れるようにしないと、距離が安定しない。来週までに修正したい」。さらに調子を上げていく余地は十分にありそうだ。

 また上田桃子(35=ZOZO)は、16番パー5のイーグルなど64の猛チャージで通算9アンダーの13位。古江彩佳(21=富士通)は通算7アンダーの23位、笹生優花(20=ICTSI)は通算2アンダーの43位、渋野日向子(23=サントリー)は通算1アンダーの47位で4日間を終えた。世界ランキング1位の高真栄(コ・ジンヨン=韓国)が通算17アンダーで優勝した。