国内女子ツアーのメジャー初戦「ワールドレディス サロンパスカップ」(7日開幕、茨城GC東C)を前に、宮里藍(29=サントリー)が影響力の大きさを見せつけた。

 5日の練習ラウンドはハーフで終了。前日は「明日も18ホール回りたい」としていたが「あの時は前夜祭があるのを忘れていました」と笑顔で話した。

 マイペースな藍とは対照的に同組でプレーした選手は興奮気味。前日の夕食も一緒だったという渡辺彩香(21=ユピテル)は「いろんな話を聞けて勉強になりました」。ツアー本格参戦1年目の江沢亜弥(21=大東建託)は「リズムが良くて、見ているだけで私もうまくなった気がする」と憧れの選手とのラウンドを振り返った。

 一方、世界ランキングや国内ツアーのランキングなどで選手を選考する今大会の規定により、6日のプロアマに藍が出場しないことには疑問の声も上がった。ある中堅選手は「アマチュアの方が誰と回ったら思い出に残るか。藍さんが出られないというのはよく分からない」と語る。

 昨季は米ツアーでシード落ち、今季もまだ復調途上といった状態だが、会場は半年ぶりに国内参戦の藍の話題で持ちきりだ。