【カリフォルニア州サンフランシスコ発30日(日本時間1日】男子ゴルフの世界選手権シリーズ「キャデラック・マッチプレー選手権」(TPCハーディングパーク=パー71)2日目、松山英樹(23=LEXUS)は1次リーグ2戦目でフースト・ルイテン(29=オランダ)に2アップで勝利した。


 見事な大逆転劇だ。初日はアレクサンダル・レビ(24=フランス)に5アンド4で快勝する好スタート。パットが冴えわたった松山は「このパットを2日目以降も続けたい」と意欲を見せていたが、この日は出足が乱れて1番と3番でボギー。4~13番と分けが続く苦しい展開となる。しかし2ダウンのまま迎えた14番、約186ヤードを1メートルにつけて初バーディーを奪取。ここから松山の猛チャージが始まった。


 続く15番も2打目をピンにからめ、連続バーディーでオールスクエア。16番でも約4メートルを沈める3連続バーディーとして、1アップで一気に逆転した。


 17番は分けると、最終18番では最高の見せ場を作った。ルイテンがバーディーを奪うも、松山は残り244ヤードからの2打目を2・5メートルにつけてイーグルでフィニッシュ。最後の最後で2アップとする鮮やかな逆転勝利だった。


 2連勝を決めた松山は1日(同2日)、この日で1勝1敗となったケビン・ナ(31=米国)との1次リーグ最終戦に臨む。今大会は出場64選手が16組に分かれた1次リーグで18ホールのマッチプレーを戦い、各組1位が2日(同3日)からの決勝トーナメントに進む。決勝進出は目前だ。