米男子ツアー「ソニー・オープン」2日目(14日=日本時間15日、ハワイ州ホノルル・ワイアラCC=パー70)、アマチュアの中島啓太(日体大3年)が7バーディー、1ボギーの64と伸ばし、松山英樹(29=LEXUS)と同じ通算9アンダーの5位に浮上した。

 一気に大会の注目選手に名乗りを上げた中島が、米ツアー公式ホームページ(HP)で「中島啓太について知っておきたい5つのこと」と題した記事で特集を組まれ、「(米国の)ほとんどのゴルフファンにとってなじみがないかもしれないが、21歳の日本人スター・中島啓太の名前は覚えておいて損はないだろう」と持ち上げた。

 1つ目は中島が、昨年11月の「アジアパシフィックアマチュア選手権」(UAE・ドバイ)勝利で4月の「マスターズ」出場権を獲得し、今年の「全米オープン」と「全英オープン」を含めた3つのメジャー大会に挑戦すること。2つ目は昨年9月の「パナソニックオープン」でアマとして日本ツアー優勝していることを挙げ、昨年10月の米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」で28位だったことにも触れた。

 3つ目は、中島が「いつもタイガー・ウッズ(米国)がプレーしているのテレビで見ていた。タイガーは間違いなく大舞台に強い選手なので、彼のようになりたいと思っている」と語っていたことから、ウッズがヒーローであると指摘した。4つ目として松山と同じ米ツアー参戦を目指していることも取り上げた。

 最後に日本のゴルフ誌「ゴルフダイジェスト」でダスティン・ジョンソン(米国)と比較されたことがあると紹介。本人が「ゴルフダイジェストの記事で、私のインパクト位置がダスティン・ジョンソンにとても似ていると比較されていました」と語っていたという。4月には「マスターズ」も控えており、今大会で世界的な知名度アップなるか。