「ゴルフダイジェストアワード2015」授賞式が20日に都内で行われ、ジュニア大賞に選ばれたアマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高2年)が自身の“成長点”を告白した。

 前日まで前年覇者として国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」に出場。47位という結果を「予選は通過できたけど、いい成績を残せず、悔しい思いをしました」と振り返った。

 それでも、成長を実感した部分はある。「ミスもあったけど、アイアンの精度は上がっていると思う」。優勝した昨年はどの番手を持っても、基本的にはフルショットするだけ。「10ヤード刻みでしか、距離を打ち分けていなかった」という。それが現在は「120ヤード以下は2ヤード刻みで、その距離をしっかり打てるようになりました」。スコアには表れなかったが、着実にレベルアップしていると自覚する。

 今後は「ネイバーズトロフィーチーム選手権」(29日~、韓国)、「クィーンシリキットカップ」(5月20日~、香港)とナショナルチームメンバーとしての派遣試合が続くため、ツアー出場の予定は決まっていないが「今年は攻めます」。昨年に続くトーナメントでの優勝を目指し、積極的にツアーに参戦するつもりだ。

 今週は2日だけながら久々に学校に行く予定。「クラス替えがあったので、隣の席も、前も後ろも知らない人ばっかりなんですよ。まだ新しく2人しか名前を覚えていないので、もっと覚えてきます」。つかの間ながら普通の女子高生に戻って、次への英気を養う。