国内ツアー2度の賞金女王に輝いたイ・ボミ(33=韓国)が「伊藤園レディス」(12~14日、千葉・グレートアイランドC)で今季の戦いを終えた。来週の「大王製紙エリエール・レディス」にはエントリーせず、最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の出場権もないためだ。

 通算3オーバーの26位で今大会を終えたイ・ボミは「来週もみんなから出てほしいと言われたんですけど、自分自身が休みたい気持ちが強く、心が折れたように感じ、自分に時間をあげるつもりで欠場することにしました。今年で日本ツアーは10年目で毎年30試合以上出ていたし、コロナでこの2年間は試合に集中するのが難しかったし、頭の中がグチャグチャで、来週は行かないことを決めました」と苦しい胸の内を明かした。

 シード権は確保できなかったが「QTにはいかない」と予選会を受験しない。ただ現役は続けるつもりで、まずは主催者推薦で来季のツアーに出場したい意向だ。「推薦をもらえるかどうかは分からないですけど、できたらたくさんの試合に出てもいいかなという感じです」。

 今後のオフは「早く自宅に帰りたいです。家で料理もしたいですし、掃除もしたいですし、自分の時間を大切にしたいです」と、韓国に帰国して心身ともにリフレッシュを優先する。