【フロリダ州オーランド19日(日本時間20日)発】米男子ツアー「アーノルド・パーマー招待」(ベイヒル・クラブ&ロッジ=パー72)初日、松山英樹(23=LEXUS)と石川遼(23=CASIO)の日本勢はともに2アンダーの70で32位スタートだった。首位は6アンダーのM・ホフマン(25=米国)。

 今年に入ってからの7戦で、予選通過がわずか2回と苦戦の続く石川がまずまずの滑り出しを見せた。

 3番ではティーショットを左の池に入れ、パーパットも4メートルを残したものの、これを沈めてケガを最小限に抑えた。

 6番では6メートル。7番では13メートルと長いバーディーパットを決めると、11番では176ヤードから50センチにつけてここも伸ばした。

 13番で4つ目のバーディーを奪うと、9ラウンドぶりの60台も見えたが、18番はティーショットを左の深いラフに入れてボギーフィニッシュとなった。

「池を避けるとどうしても長いパットが残るけど、タッチは合っていた」と話した石川。今週はコース近くの自宅からの“通勤”だけに、週末も仕事ができるようにしたい。

 松山は、この日最も難易度が低かった16番パー5で1・5メートルから3パットしたのが唯一のボギーという、悔しいラウンドになった。

 グリーンを外したのは3ホールだけ。パットのタッチがつかめれば、巻き返しの可能性は十分にある。