国内女子ツアー「伊藤園レディス」初日(12日、千葉・グレートアイランドC=パー72)、渋野日向子(22=サントリー)はノーバーディー、3ボギーの75で回り、3オーバーの32位。4アンダーで首位の上田桃子(ZOZO)と青木瀬令奈とは7打差のスタートとなった。

 強風が吹き荒れる厳しいコンディションの中、スコア自体は伸ばせなかったが、進化を実感した1打があった。最終18番パー4の2打目。「今日のショット・オブ・ザ・デイだった。右ラフに外してそこから木がピンラインにあったけど、左からの風が来てたので、7Wを開いて風に乗せていくスライスボールを打とうと思って打ったのが、イメージ通りだった。ああいうショットを今までできなかったので、ちょっとは成長しているのかなと思える」と自画自賛した。このホールはバーディーはならなかったが、ショットへの手応えは増している。

 開幕前日の11日は腹痛で練習をキャンセルしたが、体調はすっかり回復しており、15日には23歳の誕生日を控えていることもあって「やっぱり22歳、最後の試合はいい締め方をしたいなとは思っています」と上位進出を見据えた。