男子ゴルフの石川遼(30=CASIO)が、米国から帰国後の自主隔離期間中に一般客も利用するゴルフ場で調整し、飲み会もしていたと週刊誌が報道。波紋を広げるなか、海外メディアもその処遇に注目している。

 英国のゴルフメディア「バンカード」は10日、「石川遼が新型コロナウイルスの検疫ルールに違反し、日本ゴルフツアーから懲戒処分を受ける危機に直面」と報道した。

 記事では、「日本への入国者らは、指定された場所に14日間滞在し、公共交通機関の使用を控えるよう求められている」と日本の現状を詳報。しかし石川がその自主隔離期間中に千葉県内のコースでラウンドした後、クラブハウスに入るところを写真に撮られたことを伝えた。「報道では、石川が日本の公衆衛生上のルールを無視し、一般の人々と同じコースでプレーした後、その夜遅くに『飲み会』を開いたグループの中にいたと伝えている」と記している。

 さらに同メディアは石川について「2008年に世界ゴルフランキングで最年少で100位以内に入ったことが話題になったかつての天才」と紹介。石川の謝罪声明を伝えた上で「かつての天才は、日本ゴルフツアー選手会および日本ゴルフツアー機構の副会長を辞任する意向を示した。また、今週開催される三井住友VISA太平洋マスターズの出場を辞退。今後の出場については日本ゴルフツアーの関係者の判断に委ねている」と、今後の処分に注目した。

 英国紳士がたしなむゴルフだけに、ルール違反は目立ってしまったのかもしれない。