イーグル締めで勝利だ! 女子ゴルフの「樋口久子 三菱電機レディス」最終日(31日、埼玉・武蔵丘GC=パー72)、首位スタートの渋野日向子(22=サントリー)が70で回り、通算9アンダーで並んだペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフ(18番パー5の繰り返し)を制して今季2勝目を飾った。

 渋野とペはともに通算7アンダーの首位でスタート。渋野は1番、2番の連続バーディーで突き放すが、4、5番で連続ボギー。すると6番までパーを重ねていたペの反撃を許した。7番のバーディーで渋野は1打ビハインドとなり、8番で取り返して追いつくも9番で再び1打差となった。

 後半に入ると、10番でペがボギーをたたいて、通算8アンダーで並ぶも、11番のバーディーで首位に立った。渋野は15番でボギーをたたき、首位との2打差に広がった。渋野は16番でバーディーを取り返し、1打差に迫るが、ペに17番でバーディーを奪われ、2打差をつけられた。

 勝負ありかと思われた最終18番パー5でドラマが待っていた。渋野がバーディーを奪取すると、ボギーをたたいたペと通算9アンダーで並び、勝負はプレーオフへと突入。1ホール目(18番パー5)で2オンに成功させ、イーグルを奪って勝負を決めた。今季初優勝を飾った10月の「スタンレーレディス」でもペらとのプレーオフを制していた。