【フロリダ州マイアミ6日(日本時間7日)発】ゴルフ世界選手権シリーズ「キャデラック選手権」(トランプナショナル・ドラル=パー72)2日目、世界ランク1位のローリー・マキロイ(25=英国)がクラブを池に放り込む蛮行をやらかした。松山英樹(23=LEXUS)は3バーディー、3ボギーの72で通算4オーバーの41位。日本勢は小田孔明(36)が78を叩いて通算8オーバーの63位。藤田寛之(45=葛城GC)は83と崩れて通算14オーバー。出場73選手で最下位となった。9アンダーのJ・B・ホームズ(32=米国)が首位。

“事件”は8番パー5(549ヤード)で起きた。同組で世界ランク2位のB・ワトソン(36=米国)と同3位のH・ステンソン(38=スウェーデン)が共に2オン成功。マキロイも残り226ヤードからグリーンを狙うが、これを引っ掛けて左の池に落としてしまう。

 この瞬間、自らへの怒りが爆発。手にしていた3番アイアンを池に向かって放り投げたのだ。

 推定飛距離は40ヤード。米メディアは「円盤投げ選手のような見事なスイング」とやゆ。米ツアーでは男女を問わず大叩きした際にボールを池に投げ込むのは珍しくないが、クラブとなると罰金は確実な行為だ。

 このホールは打ち直しの4打目をピン奥15メートルに乗せて2パットのボギー。それでも通常より1本少ない13本のクラブでプレーした残り10ホールで3バーディーを奪い、トータルでは6バーディー、4ボギーの70と出入りの激しいゴルフながらも、通算1アンダーで27位から11位に浮上した。

 3日目以降は「積極的なプレーをしたい」と話したマキロイ。今度はスーパープレーで沸かせてほしいものだ。