女子ゴルフの国内ツアー「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」最終日(24日、兵庫・マスターズGC=パー72)、古江彩佳(21=富士通)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算12アンダーで2週連続優勝を果たした。今季5勝目(今年2勝目)で通算6勝目。

 1打差の単独首位でスタートした古江は1番パー5、2番パー4と連続バーディーを奪ってトップの座をキープ。後半の10番パー4、13番パー4でもバーティーとし、この日5バーディー(1ボギー)と猛追してきた西郷真央(大東建託)を振り切った。

 18番パー4でウイニングパットとなるパーパットを決めた古江は右手を挙げてガッツポーズ。「本当に地元にこうやって帰ってきて、本当に兵庫県で優勝できてすごくうれしい」と喜んだ。

 今大会は自宅から通っており、「お母さんの手料理が食べられるのがすごくうれしい」と笑顔。「ギャラリーさんの前で優勝できるのは本当にうれしいので、カッコいい姿で回れてすごくよかった」と言い、勝因については「集中が最後まで途切れなかった。バーディーチャンスで取れなくて苦しいところもあったけれど、あきらめないでできたのが優勝につながった」と話した。

 高額賞金大会を制し獲得賞金は約1億9200万円となり、賞金ランキングも2位に浮上。首位の稲見萌寧(都筑電気)は今大会最終日に棄権しており、その差は約2200万円に縮まった。賞金女王の座も見えてきたが、古江は「あまりその辺は考えないように、自分のプレーが1試合1試合できていければいい。今後も楽しんで頑張れたらいい」と笑みを交えながら話した。