女子ゴルフの国内ツアー「NOBUTAグループ・マスターズGCレディース」3日目(23日、兵庫・マスターズGC=パー72)、前週の「富士通レディース」を制した古江彩佳(21=富士通)はこの日、11位から出て5バーディー、ボギーなしの67、通算9アンダーで単独首位に浮上。2週連続Vへ王手をかけた。

 強風で苦しむ選手が続出するなか、ノーボギーでスコアを伸ばし、強さを見せつけた。「うまく集中ができて、バーディーチャンスしっかり取れた」と振り返った。

 前週は勝みなみ(23=明治安田生命)とのプレーオフを制し、今年初優勝。上昇気流に乗っている。古江自身も「優勝したら自信になる。その自信を持って今週も臨めてるのかなと思う」と好調を実感。自信の要因になる技術として、ドライバーを挙げた。

「最近、ドライバーがフェアウエーキープできている。距離が出るほうではなく、平均だと思うが、ビッグドライバーではない分、フェアウエーキープで、スピンがかけやすいところに置いておかないと試合をやるには難しくなる」。この日はキープ率100%。繊細な技術が生きた。

 今大会は地元開催。「母の野菜炒めみたいなのが好きです」と母の手料理でパワーを付け大会に臨んでいる。最終日へ「自分らしく、うまく集中して楽しく回れればいいと思う」。2週連続Vへ、大きく一歩前進だ。