国内女子ツアーが6日からの「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)で開幕する。昨季は女王のアン・ソンジュ(27=韓国)やイ・ボミ(26=韓国)ら賞金ランク4位までを外国人選手が独占。「今は外国人選手も人気があるし、日本人が必ず女王にならなければいけないとは思っていません」と日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の小林浩美会長(52)は話すものの、やはり期待されるのは日本人選手の奮起だ。

 昨年、日本人トップの5位に終わった成田美寿々(22=オンワードHD)。小林会長は「成田さんや(同6位の)酒井(美紀)さんには当然、チャンスがある」と見ているが「このオフをどう過ごしたか、他の選手が一気に出てきても不思議はない。ベテランや実績のある選手も狙っているでしょう」と続けた。

 逆転候補は現在、世界ランクで日本人トップ(49位)の大山志保(37=大和ハウス工業)や上田桃子(28=かんぽ生命)といった元賞金女王。さらには堀琴音(19=東芝)らルーキーを含めた若手にも女王争いのダークホースとしての可能性がある。

「シーズン序盤は勢い、後半になると1年を通じて戦う体力やペース配分が求められる。だからといって前半は若手、後半はベテランということではなく、女王になるにはそんなツアーの流れの中で常に上位にいられるかがカギになる」(同)

 今週の開幕戦を制した選手が一気に突っ走る可能性も十分。初戦から目が離せない戦いとなりそうだ。