国内女子ゴルフの「富士通レディース」最終日(17日、千葉・東急セブンハンドレッドC=パー72)は、降雨によるコースコンディション悪化のため最終ラウンドが中止。勝みなみ(23=明治安田生命)は通算12アンダーで並んでいた古江彩佳(21=富士通)とのプレーオフ(PO)に敗れた。

 降りしきる雨の中、3ホール(16、17、18番)にわたるPOを終えた勝は「17番で3メートルくらい(自身は20メートル)につけてバーディーを取られると諦めがつくというか、あの場面であそこにつけられるというのはすごいなと思います」と勝者をたたえた。先にバーディーを奪われたまま、追いつくことができなかった。

 負けはしたが、手応えもつかんだ。「18番のティーショットは、2日間とも左のラフに入れたけど、今日は真っすぐいったので結構満足。セカンドもピンに真っすぐ飛んでいってくれた。そこはやっぱり5月とかは(そんな方向に)打てなかったので、自分の中では成長したし、気持ち的にも楽しくできたので、今日のPOはいろいろ成長を感じられた」と充実感を漂わせた。