昨季国内男子賞金王の小田孔明(36)が1日、世界選手権シリーズ「キャデラック選手権」(5日~、フロリダ州)出場に向けて渡米した。

 前日も地元・福岡で祝賀会が行われるなど、オフは多忙を極めた。「ゴルフに関しては大丈夫だと思うけど、ちょっと疲れてますね」と日本のナンバーワンになったことを改めて実感している。

 今大会で狙うのは逆転での「マスターズ」切符獲得。賞金王には輝いたものの、昨年末の世界ランクで56位だった小田の元には現時点で招待状は届いていない。

 残された自力出場への道は今大会での優勝か、上位フィニッシュで世界ランク50位以内に飛び込むしかない。マスターズ前週まで50位以内をキープすることを考えると「チャンスがあるのは単独3位以内ぐらいでしょ? まあ最後の悪あがきをしてきますよ。特別招待はもうあきらめてます」。世界選手権シリーズは予選落ちがないだけに「初日からガンガンいきます」と攻撃的なゴルフで上位進出を誓った。

 現地での練習ラウンドは「一人で平気なので約束はしてないけど、松山(英樹)でも、藤田(寛之)さんでも会って一緒にやろうとなれば。外国人選手とはやらないかな。まあ勝手に入ってきたりするんだけど(笑い)」。マイペースでV争いをもくろんでいる。