女子ゴルフの「スタンレーレディス」2日目(9日、静岡・東名CC=パー72)、20位から出た工藤遥加(28=セガサミーホールディングス)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算8アンダーで首位タイに浮上した。

〝屈辱〟を繰り返すつもりはない。5月の「リゾートトラストレディス」は最終日を単独首位で迎えながらも失速して15位で終戦。優勝争いに加わりながらも不本意な結果に終わった。大会後には父でプロ野球・ソフトバンク監督の公康氏から「お疲れ」とLINEのメッセージが送られたという。

 工藤は「やっぱり本人も現役でやっていて、つらい思いをしていたでしょうし、特に何も言うことはないようです」と話す。チームの指揮官をとる父とは連絡を取り合う機会が多くないようだが「(今日は連絡を)取りましょうかね」と笑顔を見せた。

 再びめぐってきたツアー初Vのチャンス。工藤は「応援してくれる人たちに恩返ししたいですし、期待には応えたいなと思います」と力を込めた。