女子ゴルフの国内メジャー「日本女子オープン」4日目(3日、栃木・烏山城CC=パー71)は、2日目が悪天候で中止となったため、第3ラウンド(R)が行われ、勝みなみ(23=明治安田生命)がメジャー初Vに王手をかけた。2位から出たこの日は1イーグル、2バーディー、2ボギーの69で回り、通算9アンダーで首位に立った。

 この日はアプローチで見せ場をつくった。まずは5番パー5。グリーン手前から9ヤードのアプローチをカップインさせるチップインイーグルを決めた。さらに最終18番パー4は2打目でグリーンを外すが、手前のフェアウエーからチップインバーディーを披露した。勝は「5番は難しいアプローチだったので寄ればいいと思っていたけど、クラブがいい感じで入ってくれた。18番はちょっと強かったけど(バーディーを)狙いにいった球が入ってくれて大満足」と振り返った。

 最終日は自身メジャー初優勝をかけて臨む。過去の最高成績はアマチュア時代の2015年大会の11位(ローアマ)。「そのときすごく調子が良かった。当時アマチュアとして2勝目を挙げるという目標を立ててやっていた時期で、優勝できたらいいなと思ってやっていたので(V逸は)すごく悔しかった。プロになってからも、この大会は悔しい思いをしたことが多いので、本当に勝ちたい、その一言ですね」と力を込めた。