女子ゴルフの国内メジャー「日本女子オープン」初日(30日、栃木・烏山城CC=パー71)、3アンダーの4位と好発進した渋野日向子(22=サントリー)が、今年から取り組んだスイング改造に手応えを口にした。

 12番から3連続バーディーを決めて5アンダーで首位に立つ上田桃子(35=ZOZO)に並んだ後、難関の上がり2ホールで連続ボギー。首位スタートはならなかったが「上がりがすごい悔しいけど、結果的に3アンダーで回れたのは初日としては良かったかなと思います」と振り返った。

 7バーディーの要因については「1Wが結構安定して飛んでいたので、その分、練習ラウンドより短いクラブで(2打目を)打つことも多かったですし、それがいい感じに距離感もあって、チャンスつく回数も多かったので、これだけバーディー取れたんじゃないかと思いました」と自己分析した。

 この飛距離アップこそが、スイング改造がモノになってきている証拠。本人は「そんな感じですかね」と言いつつも「まだまだですね。ミスショットもしてますし、9Iで10ヤードぐらい左に曲げちゃうのもある。でも距離は出せるようになったと思います」と、さらなる完成度を求めた。

 スイング改造着手当初は飛距離をガクンと落として、ゴルフ界を驚かせたのは、もう過去の話。この調子で難セッティングのメジャー大会で結果を残していけば、米ツアー予選会(11月末~)へもいい流れがつくれそうだ。