ゴルフの国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」最終日(26日、宮城・利府GC)、首位スタートの西村優菜(21=スターツ)は、4バーディー、2ボギーの70で回り、大会新記録となる通算15アンダーをマーク。2週連続優勝でツアー通算4勝目を飾った。

 牛タンパワーで勝ち取った1勝だ。「牛タンが大好きなので、すごい楽しみにしていた。毎日食べました」と仙台名物・牛タンに舌鼓を打ち、パワーをチャージ。最終日も「すごく苦しいラウンドだった」と振り返りながらも、初日から最後まで首位を守り抜いた。

 過去3勝はいずれも逆転勝ち。自身初の完全優勝について「すごく難しかった。自分の中で初めての感覚だった。5打差はすごい大きな差だったと思うけど、すごく緊張したし、大きな差だと感じられなかった」と苦笑いを浮かべながらも「後半は特にスコアの目標をしっかり立てて、自分に集中することができたので、いい後半のハーフだったかなと思う」と振り返った。

 次週は、国内最高峰メジャーの「日本女子オープン」(30日開幕、栃木・烏山城CC)が控えている。16年の大会で6位に入ったコースだが「すごく難しいセッティングになると思うので、練習ラウンドでしっかり準備をして、いい形で初日を迎えられるようにしたい」と慢心する様子は見ない。

 史上3人目の3週連続Vへ「今日最後に食べて帰りたい(笑い)」。もう一度牛タンを堪能し、次なる戦いに挑む。