国内男子ゴルフツアー「パナソニックオープン」3日目(25日、京都・城陽CC=パー72)、単独首位スタートの永野竜太郎(33)は、7バーディー、3ボギーの68をマークし、通算15アンダーで首位をキープ。2位で出た大岩龍一(23=ディライトワークス)と、6位から猛チャージを見せた芦沢宗臣(26=田辺CC)も首位に並んだ。石川遼(30=CSSIO)はスコアを3つ伸ばし、32位タイに浮上した。

 首位に並ぶ3人はいずれもツアー未勝利。プロ14年目で初Vに王手をかけた永野は「いい位置に変わりはないので楽しみ」と手応えを口にした上で、最終日に向けては「ビッグスコアが出る展開になりそう」と予想。大岩は「首位タイで最終日最終組は初めて。楽しんで回りたい」と決意を述べた。

 田辺CCに所属する芦沢にとっては、京都・城陽CCはホーム。かつてキャディーのアルバイトとして通っていた舞台での躍進に「朝から微妙な距離のパットが入ってくれた。今日はパッティングに尽きます」と笑顔を見せ「どういう心境になるか分からないが、楽しんで頑張りたい」と意気込んだ。

 泣いても笑っても明日が最終日。果たして栄冠を手にするのはどの選手か。