もう日本に呼べない? 米ツアー「フェニックス・オープン」で優勝争いを演じ、2位に入った松山英樹(22=LEXUS)の急成長ぶりに、なぜか国内のツアー関係者から不安の声が上がっている。
1月の「現代自動車チャンピオンズ」に続き、1打差で今季初Vを逃した松山だが、その存在感は増すばかり。米ツアーのポイントランク10位、1日付の世界ランクも14位に上昇し、確実にトップ選手としての地位を築きつつある。
そんな状況に気をもむのが日本のツアー関係者だ。周知の通り、今季の松山は日本ゴルフツアー機構(JGTO)への登録を行わなかったため、日本ツアーのメンバーではない。これは海外招待選手として日本に参戦する大物外国人と同様、アピアランスフィー(出場報酬)を受け取れることを意味する。
実績や人気によって額は異なるが「世界のトップクラスは優勝賞金と同額か、それ以上が相場。現状で大会として大物を呼べるところはほとんどない」(ツアー関係者)
昨年は「日本オープン」にアダム・スコット(34=オーストラリア)、「太平洋マスターズ」にバッバ・ワトソン(36=米国)が出場したが、大会ではなく、個人で契約を結ぶ日本企業の招待だった。
「松山も日本に呼べないような大物の一人になってしまうのでは…」(同)。もちろん、これは松山サイドが要求すればの話。メンバー登録はしなかったものの「スケジュールが合えば、推薦をいただいて日本の試合に出たい」と話しているだけに、関係者の取り越し苦労に終わるはずだが…。
急成長する松山英樹「高額出場料」で日本に呼べなくなる?
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