美少女アマゴルファー・永井花奈「SWの魔術師になる!」

2015年01月31日 16時00分

左手のネイルを披露する永井

「サンドウエッジの魔術師」になる。昨年の国内女子ゴルフツアーでは勝みなみ(16=鹿児島高1年)が史上最年少優勝を果たすなど、アマチュア旋風が吹き荒れた。その中でも、永井花奈(17=東京・日出高2年)は国内最高峰のメジャー「日本女子オープン」でアマ史上最高の成績となる3位に入った。「日本一のSWの使い手」となることを目標に掲げる美少女ゴルファーの理想のスタイルとは? 本紙が迫った。

 

 ――昨年はツアーでトップ10が3度の活躍。2015年はどんなゴルフを目指すのか

 

 永井:「見せるゴルフ」ってすごく大事だと思うんです。だから「SWの魔術師」と呼ばれるような選手になりたいです。

 

 ――「魔術師」とは具体的にどういうプレー

 

 永井:アプローチの場面で、ギャラリーが「こんなことできたらすごいな」と思うような難しい状況があるじゃないですか。その時に、期待に応えるか、それを上回るようなショットを見せられるようにしたい。印象に残るプレーができる人になりたい。

 

 ――スーパープレーとミスは紙一重では

 

 永井:私、イチかバチか、というような状況でも結構チャレンジしますよ。たとえば、バンカーでそれをやって失敗したら、同じところにボールが戻ってきてしまうかもしれません。でも次を成功させて1パットで決めれば、無難なアプローチをして2パットで上がるのと同じじゃないですか。

 

 ――確かに「どっちのプレーをする選手を見たいか」といえば間違いなくアグレッシブな方だが、そのためには小技を磨く必要がある

 

 永井:去年の11月に最後の試合に出た後はここ(自宅マンション敷地内の練習スペース)で、SWでトップもフィニッシュも腰の高さまで、という練習を毎日3~4時間。ひたすら繰り返していました。

 

 ――正直、つまらなかったのでは…

 

 永井:うーん。でも「腰から腰」のスイングが大事なのはドライバーでも一緒。一回のスイングに1~2分かける超スローモーションとか、いろいろバリエーションをつけて練習してました。

 

 ――全てのショットの“原点”ということか。ウエッジのスペックは

 

 永井:ロフト51度のAWと同55度のSWの2本です。

 

 ――最近はPWの他にウエッジを3本入れる選手も多い。それで不便はないのか

 

 永井:SWでいろいろな打ち方ができれば、ミドルアイアンやユーティリティーを抜かなくて済む。私はこの方がいいんです。

 

 ――SWのロフトは56~60度が主流。55度だとフェースを開いて使う機会が多くなる

 

 永井:ロブショットは難しくないですよ。「アプローチは転がしが基本」というけど、ライによってはどんなバウンドをするかわからない。私にとっては、上げてグリーンに直接落とす方が、確率の高いショットです。

 

 ――早くツアーでの活躍が見てみたいが、今年はプロテスト、QT(ツアーの予選会)ともに「4月1日時点で18歳以上」の条件を満たしていないので受験すらできない…

 

 永井:照準を合わせているのは来年(16年)末のQTです。真冬の試合だから、青々としたコースでやることはありえない。今の時期の冬の枯れた芝で練習することが本番に役立つはず、と思っています。

 

 ――それよりも「優勝してプロ転向」を狙う

 

 永井:初めから優勝を狙って(ツアーの)試合に出るということはないですけど、リーダーボードに名前が出ているとテンションが上がるんです。最終日の残り3ホールでチャンスがある位置にいられるようにしたいですね。

 

 ☆ながい・かな 1997年6月16日生まれ。東京・品川区出身。父の影響で6歳からゴルフを始め、昨年の国内女子ツアーでは「Tポイント」で10位、「サイバーエージェント」で6位、「日本女子オープン」で3位と3度のトップ10を記録した。アマチュア競技でも「関東女子アマ」では2連覇、「世界ジュニア」では蛭田みな美とのコンビで団体優勝した。家族は両親。日出高(東京)2年。155センチ。