女子ゴルフの国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」(9日開幕、茨城・静ヒルズCC)の公式会見が7日に行われ、東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22=都築電気)が〝自然体〟でのメジャー初Vを誓った。

 今年6勝で賞金ランキング2位、五輪は銀メダルと絶好調。今大会では国内メジャー初制覇がかかるが「メジャーで勝ちたいという気持ちはすごくある」。その一方で「メジャーだからと言って自分で変に追い込むというか、プレッシャーをかけても良い方向にはいかないと思うので、いつも通り、まず楽しんで回ろうということを心掛けて、それでスコアも良くなってくれたらいいなと思います」と話した。
 
 先週の「ゴルフ5レディス」では第1ラウンドで左腕痛のため途中棄権。虫に刺されて、左腕が腫れるという思わぬアクシデントに見舞われた。その影響で体調が心配されたが「左腕の違和感も痛みもないので、これといった体調面での悩みはないです」ときっぱり。ゴルフ場だけに今後も虫に刺される可能性はあるものの、対策については「特に考えていないですね」と笑顔だった。

 虫刺されにも〝自然体〟で向き合う銀メダリストは「メジャーといいことでラフも長くてグリーンも硬いので、耐えながらのゴルフになると思います」としぶとくメジャー初制覇を目指す。