国内男子ゴルフの「フジサンケイクラシック」最終日(5日、山梨・富士桜CC=パー71)、首位スタートの石川遼(29=CASIO)は4バーディー、4ボギーの71とスコアを伸ばせず、通算8アンダーで2週連続の2位に終わった。64で回った今平周吾(28=ダイヤ)に逆転優勝を許してしまった。

 3番パー5で3打目をピタリと寄せて最初にバーディーがきたが、4番と9番でひっかけ気味に短いパーパットを外して首位から陥落。痛恨のミスで流れに乗れない中、14、15、17番のバーディーで意地を見せたものの、猛チャージの今平には及ばなかった。石川は「全体的にちょっと硬かったし、なかなか難しいなと思いながらやっていた。優勝争いなので少し硬くなった部分とか緊張とかは当然あるけど、やっぱり、それをカバーするような技術というのが、まだまだないなと感じた。全てにおいて技術が足りていない」と厳しい自己採点だった。

 同じ最終組で回った今平については「本当にすごいプレーでだったし、最近はあまり一緒に試合でも回っていなかったけど、どんどんスケールが大きくなっている印象がある」と勝者をたたえた。