宮里藍(29=サントリー)が復活へ向けて、人生で初めて“サバイバル・ツアー”に参戦することを明らかにした。
7日、都内でスポンサーのホンダ主催イベントに参加。「オフは沖縄でいい時間を過ごせた。今季の不調はパットが原因だったので、なるべく早く自信を取り戻せるようにしたい」と話した。
米ツアー本格参戦9年目の今季は賞金ランク86位に終わり、初めてシード権を失った。復活へのカギはなんといってもパッティング。輝きを取り戻すために、2003年のプロ転向後に3本しか使っていないパターを変更予定。「気分転換的なものもありますけど、これまでと同じマレット型で違う形のパターを2本試しています」(藍)
とはいえ練習でうまくいっても、自信は実戦でしか取り戻せない。そこで「『カクタス・ツアー』というミニツアーに出るつもり」だ。
同ツアーはアリゾナ州を中心に1月から夏まで開催されている3日間大会。出場しているのはツアーの資格を持たない選手がほとんどだ。412ドル(約5万円)の年間登録料と、試合ごとに577ドル(約7万円)の出場料を払うシステムで、今年の実績だと優勝賞金は2000~3000ドル。トップ10以下だと賞金をもらえないこともある過酷なサバイバル大会だ。
それでも、将来のツアー参戦を夢見てギラつく選手と戦うことから得られるものもあるはず。
今季の不調も「まだまだ経験していないことがあったか」と明るく話せる藍なら、きっと何かをつかみ取るはずだ。
宮里藍 人生初の“サバイバル・ツアー”参戦
コメント